猫は基本的に、他の動物と同じように四足歩行ですが、たまに後ろ足だけで立っていることもあり、その時の姿は可愛らしいものがありますね。
ところで、猫が立ち上がってる時ってどんな場合があるんでしょうか。
ここでは、猫が直立する状況、および理由について見ていこうと思います。
そもそも猫は立っても平気なの?
今さら言うまでもありませんが、ネコは敏捷性や反射神経、バランス感覚や瞬発力に優れた運動能力の高い動物ですね。
また、ジャンプ力もかなりのものがあり、後ろ足の筋肉がかなり発達しています。
なので、後ろ足だけで立ってバランスを取り、強い脚力で立った姿勢をキープするのは結構平気なようです。
特にマンチカンは一般的に足が短く、その分重心も低くてバランスが取りやすいので、他のネコと比べても立つ頻度が多いようです。
猫が立つのはどんな時?
では、どんな時にネコは直立するのか、状況を具体的に見ていきましょう。
何か興味があるものを見る時
猫は基本的に好奇心旺盛な生きものです。
物音にも敏感で、音がした方を凝視します。遠くの方で音がしたときは、より遠くを見ようとしてつい立って伸び上がり、後ろ足で直立したまま音のした方をじっと眺めています。
遊びに夢中になってる時
飼い猫であれば、新しいおもちゃを与えられた時には興味津々でじっと見つめ、近づいて匂いを嗅いだり舐めたりします。
例えば小さなぬいぐるみや毛玉などを前足でつついたり、動かして遠ざかっていくのを追いかけたりして、気に入ったおもちゃは夢中になってじゃれて遊びます。
さらにおもちゃを両方の前足で持ち上げたりする時もあり、その瞬間には後ろ足で立ってる状態にもなります。
何かに驚いたり、警戒している時
繰り返しになりますが、ネコは小さな物音にも敏感に反応します。
静かな部屋の中で、「ミシッ」と微かに家具がきしんだ音に対してもピクッと身体を震わせたりするし、本や食器でも落とそうものなら、まさに脱兎のごとくダッシュしてその場から消えてしまいます。
ネコちゃんによっては何か遠くで物音がしたり、不安な時などに立ち上がる子もいるようです。
トイレの最中で・・
猫がトイレで用を足す時の姿勢は、四本足のままだったり、トイレの縁に前足および後ろの片足を乗せたり、など色々です。
中には、トイレで力んで踏ん張ってる時に、前足が上がる、つまり立った状態になる子もいるみたいですね。
相手を威嚇する時
猫を複数飼ってる場合、それぞれの相性もあるだろうけど何かのはずみでケンカになる場合も多々あります。
「フーッ!」「シャーッ!」と声を出したり低くうなり声を上げたり、猫パンチを繰り出したり・・。ケンカの仕方も様々ですが、二本足で立つと大きく見えるので、立つ事で相手を威嚇するネコちゃんもいます。
飼い主に甘えたり、おねだりする時
猫は人に甘える時、ゴロゴロと喉をならし、足元にすり寄って身体をこすり付けたりしますね。
そして遊んで欲しかったりかまって欲しい時、好きなおやつをおねだりする時などは、立ち上がって飼い主の足に寄りかかって鳴いて懇願する子もいます。
そんなネコちゃんの行動はとても微笑ましく可愛らしかったりするので、甘えられた方は無下に拒否するのはほぼ不可能。
ヨシヨシと撫でてあげたり、ついつい多めにおやつを上げたりしてしまう飼い主の方も多いのではないでしょうか。
ちなみに我が家のにゃんこ達は・・
最初に上げたこの写真は、うちの3ニャン達です。
窓の外でスズメがチュンチュン鳴いてるのを聞きつけ一斉に寄ってきて、後ろ足で立って寄りかかり、3匹皆でじーっと様子をうかがってる所です。
あとは遊んでる最中やかまって欲しい時などに、うちの子は立つ場合がありますね。
壁や飼い主に寄りかかることなく直立するって事はないですが、こんな風に夢中になって立ち上がってるのは、見ていて微笑ましいですね。
まとめ
以上、猫が後ろ足で立ち上がる時と場合について見てきました。
普段は他の動物と同じく四足歩行の猫ですが、たまに立ち上がったりする時は何だか人間っぽくも感じられますね。
猫の気持ちも伝わってくるような気もするし、ついつい話しかけたりしてしまいます。
人間にとって猫って本当に興味深く、面白いパートナーですね。